~セッションの流れ~ ジャズ演奏の構成

アドリブ演奏

初めてセッションに参加する人のために、セッションの進め方を解説していきます。

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まずは演奏する曲を決める

セッションの場合、当日にその場で曲を決めます。ジャズスタンダードバイブルは多くの人がセッションに持ってくるので、この本の中からやりたい曲を決めたり、誰かがやりたい曲の楽譜を用意してきて当日みんなに配ることもあります。

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フロント楽器(前で立ってメインで演奏する)の人が曲を決めることが多いですが、初心者の人は自分が練習したことのある曲をリクエストするといいと思います。また、セッションも練習の場なので、自分の練習したい曲、練習している曲をリクエストし、普段の練習の成果を生かす訓練をするといいでしょう。例えば耳コピしたフレーズを使う練習を毎回のセッションで行えば、フレーズを実践的に使う能力も付きます。

曲の構成

(前奏)
テーマ
アドリブ
テーマ(後テ)

テーマとは曲のメロディーです。テーマを最初に演奏して、次にアドリブ演奏が終わったら、最後にテーマをもう一度演奏して終わりです。最後のテーマは、「後テ」といわれます。

曲の入り方

カウント

誰かが口で「ワン・ツー・スリー」とカウントして入る、1番一般的な入り方です。

ドラマーがカウントを担当することが多いです。

イントロ(前奏)

イントロはないことも多いですが、例えばピアノが独奏で演奏して、その後にみんなでの演奏に入るという流れがあることがあります。ピアノの代わりに他の楽器がイントロをすることもありますが、基本的にはピアノイントロが一般的です。

流し

コード楽器やドラムが、コード進行を参考にコードとリズムだけで前奏を作り、良いタイミングでメロディーが入ってくるとそこで曲の頭から演奏が始まるという入り方です。「流しで入る」と表現されることが多いです。

テーマの演奏

曲のメロディーであるテーマは、セッションメンバーの誰が担当しても良いです。フロントがいる場合は、フロントの人にテーマが任されることが多いです。テーマは、元のメロディーのまま演奏してもいいですし、少しアレンジを加えて演奏しても良いです。

アドリブの回し方

アドリブの演奏順は特に決まりがありませんが、基本は、フロントの管楽器→ピアノ→ベースの順であることが多いです。自分のアドリブが終わりそうになったら、次にアドリブを渡す人に体や顔の向きを使って表現します。アドリブの展開が終わりに向かっていけばアドリブが終わることが相手に伝わるので、そのような展開感のあるアドリブを目指しましょう!

アドリブの後にはチェイス、バースがあるときもある。

日本語で簡単に言うと掛け合いのソロです。

例えば四小節づつピアノソロ、ドラムソロを交互に演奏します。管楽器が3人いればこの3人で掛け合いをすることもあります。これらの掛け合いをチェイスといい、チェイスの中でも四小節ごとだとバースということが多いです。

曲の終わり方(エンディング)

終わり方もさまざまあります。よくある終わり方は、テンポをゆっくりに落として終わる終わり方(rit:リット)、最後の数小節を3回ほど繰り返して終わる終わり方、最後の音で一斉にみんなで音を切る終わり方、最後の音を長く伸ばす終わり方などがあります。

余韻までしっかりと楽しんで演奏することが多いです。

最後に

今回紹介したセッションの概要を理解して、是非セッションに参加する機会があれば参加してみましょう。また、聴くだけの人も、これらの構成を理解して聴くようにすると、今までと違った聴き方ができるかもしれません。