苔テラリウムの作り方

アクアリウム
Moss Terarium

最近話題の苔テラリウムを30×30キューブ水槽に作ってみたので、苔テラリウムとは何か、どのように作れば良いのか、写真を交えて解説していきます。

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テラリウムとは

テラリウムとは陸上の動植物を水槽などのガラス容器内で生息環境を再現しながら飼育することを言います。水中の動植物を扱う場合はアクアリウムと言いますよね、これの陸上バージョンということです。

陸上植物といっても生息環境は様々で、砂漠、熱帯雨林、高山、日本の山など、場所によって動植物の種類と適した環境は変わってきます。ガラス水槽の中で比較的乾燥した環境を作り、エアープランツやサボテンを育てるかたもいれば、湿度の高い熱帯雨林や日本の山を再現して、シダや苔をメインに育てるかたもいます。

今回僕が挑戦したのはテラリウムの中でも苔を育てることをメインに考えた、苔テラリウムと言われるものです。

水槽などガラス容器を用意する

今回は苔テラリウムを作り、その環境でイモリを飼う予定なので、グラステラリウム水槽(30×30)を用意しました。

グラステラリウム水槽は前が観音開きになるため、管理が容易になります。

底と壁を作る

水はけをよくするために軽石(中)をひいて、100円ショップの鉢底ネットをのせて上に乗せるソイルと混ざってしまわないようにします。

壁面の土台として「ピクタ極床植えれる君3㎝」を設置します。保水性吸水性があり、底面から水分を吸い上げて壁面に水分を供給してくれますし、柔らかい素材のため、植物を植えこむことができます。ピクタ 極床 植えれる君 3cm

手前には鉢底ネットを丸めたものを底面まで抜けるように設置し、底面に溜まった古い水をスポイトなどで吸い出せるようにします。

さらにネットの上に薄くマットを敷き、土が軽石層に落ちにくいようにします。

赤玉土を敷く

赤玉土は保水性、通気性に優れているため、苔テラリウムの基本の土として使用して問題ないでしょう。苔は湿度を好みますが、水がビチョビチョと溜まって通気性が悪いとカビの発生の原因となってしまいます。ある程度通気性のある床材を用意しましょう。

流木など、レイアウト素材を用意する

流木は意外と値段が張るものも多いですが、用意すると簡単にそれっぽいレイアウトを作ることができ、完成度に満足できる仕上がりになると思います。

仮組みしてイメージを膨らませる

単体で眺めていてもイメージが湧いてこないですが、水槽内にセットして様々な向きに置いてみると、レイアウトのイメージが湧いてきます。

水槽内の空間の中心まで意識してレイアウトすると、立体的なレイアウトができるのではないかと思います。

壁面に土を盛る

水を加えると粘土のようになる土「造形くん極床 きわみどこ 造形君 4Lを使えば簡単に壁に土を盛ることができますが、少し水を含みすぎ、苔にとって過湿になる印象があったため、今回は水捌けの良さを持つ赤玉土と保水力、粘着性を持つケト土をブレンドし、壁面に設置した植えれる君の上に貼り付けました。

赤玉土だけでは壁に張り付く土を作ることはできませんし、苔にとって保水力が足りません。ケト土は水辺のアシなどが堆積してできた土で、水を含むと粘り気を持ち、水を蓄える性質があります。

この2種類の土をブレンドする事で、2つの性質のいいところを持った土を作ることができます。

植物を植栽

湿度や水分の多い環境でも育つ植物を選びましょう。今回はワイヤープランツをメインの植物として植えることにします。

また、手前には水草の水上葉を育てられるように、底のあるトレーを埋め込み、水分を多く含む場所を作りました。

アクアリウム用ソイルを敷く

アクアリウムソイルは赤玉土と性質が似ており、土を焼き固めたものであるため、水捌けが良い土です。均一で見栄えがいいので、上層に敷きます。

ジェックス ピュアソイル ブラック 2kg

レイアウトを整える

苔を植え付ける前に流木や植物などの位置を調節します。

苔を用意する

今回はネットで苔を注文し、そのまま植えつけていくことにします。

(観葉植物/苔)ヤマゴケ(ホソバオキナゴケ・アラハシラガゴケ) 2パック分

アラハシラガゴケ
ホソバゴケ
シノブゴケ

苔を植え付ける

ソイルから浮いてしまわないようにしっかりと埋め込みます。

苔の性質に合わせて植える場所を工夫しましょう。

今回はソイル上に「アラハシラガゴケ・ホソバゴケ」を固めて植え、壁面とその下、植物の下に「シノブゴケ」を植えます。

完成!

今後苔の種類を増やしたり、シダを追加する予定ですが、ひとまず完成です!

現在の様子

制作から2~3か月が経過…

シダ類の他にも、ニデラリウム・蔓性ガジュマル・クラマゴケなどを追加し、時間と共にかなり植物も生きいきと成長してきました!

蔓性ガジュマル・クラマゴケは多湿の苔テラリウムとの相性がよく、非常におすすめの植物です!

苔の新芽の美しさが観察でき、どれだけ眺めていても飽きません。

製作から2.3か月後の様子
苔の緑が美しい

立ち上げから1年半

【苔イモリウム】立ち上げから1年半経った安定苔イモリウムの紹介

どのように管理するの?

基本的に毎日朝晩二回霧吹きで苔や流木を湿らせます。

最下層には常に少し水がたまった状態で、植えれる君と上部の土に水気を供給します。

枯れた葉はピンセットで取り除き、伸びすぎた枝葉はトリミングも行っています。

「湿度は高く、通気性はよく」という一見矛盾したような難しい環境を再現することが、テラリウムを上手く育てていく秘訣でしょう。

この環境は自然界の森をイメージして戴くといいのではないでしょうか。マイナスイオンと巷で言われるように、森は高湿度ですが、風も吹いて空気の循環が存在し、気持ちの良い空間のはずです。これをテラリウム内に再現することが目標です。

【苔イモリウム】植物がモサモサになったのでトリミング!

苔テラリウムでイモリを飼う

苔テラリウムとマダライモリ

苔テラリウムは湿度も高く、イモリを飼うには最適な環境です。

今回作成した苔テラリウムに「マダライモリ」という、ヨーロッパ原産の陸棲イモリを導入したので、その様子をお伝えします! →こちらのページへ

苔テラリウム2作目も制作しました!
2作目制作の様子はこちら!