アドリブに挑戦しよう!とは言っても、最初からかっこいいアドリブを弾けるわけではありませんし、何から手を付けたらいいかわからないと思います。
今回は初めてアドリブに挑戦する方にむけて、より取り組みやすいアドリブの最初の練習方法を提案します。
初心者でも簡単にかっこよく聞こえるアドリブがとれる、「ブルース」についてはこちら!
まずはメジャースケール1本でアドリブしてみよう!
最終的にはコードトーンや様々なスケールを使ってアドリブをするのですが、最初はメジャースケール1本に絞って弾いてみるところから始めます。
まずはCメジャースケールを使って練習してみましょう。

最初は少ないコードの上でアドリブをしよう。
コードが変わると、マッチする音も変わってしまいます。なので最初はコードチェンジは少なくすると演奏しやすいです。
左手でコードを順におさえてもいいですし、まだ両手で弾く余裕がない場合、YouTubeやアプリで伴奏(バッキング)を流すのもいい方法だと思います。
下にCメジャースケールでアドリブがしやすいコード進行をご紹介します。
- Am7 一発
- Dm7・Em7 交互にならす
- C・F・G 繰り返し
YouTubeでCメジャーでアドリブができるバッキングを探すと、例えばこのようなものがあります。探すとたくさんの音源があるので、自分の演奏しやすいものを探してみましょう。
また、自動伴奏演奏アプリ「iRealPro」は非常におすすめです!
とりあえず3日続けるとわかってくる!
最初はメロディーらしくならなかったり、不協和音のようになったり、思うような演奏はできません。しかし、3日、そして3週間続けてみてください。少しずつフレーズがつくれるようになってきます。
Cメジャースケールでいうと、FやBでメロディーが終わると不安定に感じ、フレーズが上手くまとまりません。一方C・E・Gなどに着地するメロディーをつくると収まりよく聴こえます。このような感覚を実際に演奏しながら体感していってください。そのうち自然なメロディーをつくることができるようになります。
ただジャズらしいアドリブをしたい場合、今のままではなかなかかっこいいフレーズや音は使えません。今後一緒にコードやスケールについて学んでいきましょう。
他のメジャースケールでも練習してみよう!
Cメジャースケールである程度練習が進んだら、次にB♭メジャースケールなど、他のスケールでも練習してみましょう。この時に使うコードは、先ほど紹介したCメジャースケールの練習の時に使ったものとは異なります。詳しくはダイアトニックコードのページでお話しします。