ジャズで頻出! ⅡⅤⅠ(ツーファイブワン)進行とは?

Jazzフレーズ集

ジャズのコード進行には、ⅡⅤⅠ(ツーファイブワン)と呼ばれるコード進行が頻出し、この進行を把握しながら演奏することで、コードポジションの移動が簡略化できたり、アドリブソロをするときのフレーズづくりが可能になってきます。

ⅡⅤⅠ進行は曲中に何度も出てくるため、今後ジャズに取り組みコードやアドリブについて学んでいくためには、必須の知識になります。

そんなⅡⅤⅠ進行について、今回は学んでいきましょう。

スポンサーリンク

ⅡⅤⅠはダイアトニックコード上で考える

ⅡⅤⅠ進行とは、ダイアトニックコードⅡm7・Ⅴ7・Ⅰ△7のことを指しています。

今回もキーはCで考えてみましょう。Cのダイアトニックコードは下の図の通りでしたね。

Cのダイアトニックコード

ダイアトニックコードは一般化すると、ルートから順に「Ⅰ△7・Ⅱm7・Ⅲm7・Ⅳ△7・Ⅴ7・Ⅵm7・Ⅶm7♭5」となります。このうちのⅡm7・Ⅴ7・Ⅰ△7を順に並べると、ⅡⅤⅠ進行をつくることができます。

つまりキーCにおいては、「C△7・Dm7・Em7・F△7・G7・Am7・Bm7♭5」のうち、

Dm7・G7・C△7が、キーCにおけるⅡⅤⅠ進行であるといえます。

ⅡⅤⅠの役割

Dm7・G7・C△7を弾いてみるとわかりますが、Ⅴ7は少し緊張感があり、Ⅰ△7に行くと解決感が生まれます。この解決感が、音楽の進行感を生んでいるのです。

ⅡⅤⅠ進行は変化する

マイナーⅡⅤⅠ

Ⅱm7・Ⅴ7・Ⅰ△7が基本のⅡⅤⅠですが、マイナーⅡⅤⅠと言われる進行もあり、

「Ⅱm7(♭5)・V7・Ⅰm7」

の形になっているとマイナーⅡⅤⅠとなります。

ⅡⅤⅠはⅡm7・Ⅴ7・Ⅰ△7とは限らない

Ⅱm7・Ⅴ7・Ⅰ△7の基本の形はとどめるものの、Ⅰ△7が変化してⅠ7になるなど、ある程度の自由度があります。

Ⅰがなくなり、ⅡⅤだけのこともある

Ⅱm7・Ⅴ7・Ⅰ△7のうち、最後のⅠ△7がなくなる場合も多く、この場合ⅡⅤ(ツーファイブ)と呼ばれます。

実際の曲で見てみよう

「Alice in wonderland」の冒頭のコード譜を例に、ⅡⅤⅠを見つけてみましょう。

通常のⅡⅤⅠ進行

ピンクの部分が、きれいにキーCのⅡm7・Ⅴ7・Ⅰ△7になっています。

マイナーⅡⅤⅠ

青い部分はマイナーⅡⅤⅠになりますね。

ⅡⅤは様々な箇所でみつけられる

赤で記した部分は、ⅡⅤの関係になっています。他にもⅡⅤの関係になっている場所は沢山あります。

このようなⅡⅤⅠ、もしくはⅡⅤ・ⅤⅠの関係を即座に見つけられるようになるためには、通称「五度圏・サークルオブフィフス」といわれる循環表を理解して覚えるとよいです。

五度圏・サークルオブフィフスのページ